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審判員のルール

審判員の役割とルール

試合は、主審1名・副審2名によって行います。審判員の他には、得点表示係、時計係、記録係がいます。


主審は、試合場内にいることが原則です。試合の進行と勝負の判定がおもな役割があります。勝負の判定の他には、試合場や用具、柔道衣、競技係員などが適正な状態にあるかを確認します。全体に目を配る必要があります。


副審は、試合場外の角で椅子に座ります。対角線上に2名の副審が座ります。副審の役割としては、主審の判定に異議がある場合に見解を伝えいます。試合場の境界線のいろいろな場面の補佐をします。副審は、主審のサポート役になります。


主審、副審の審判員を務めるには、決められた選考基準があります。国内ではS級からC級までのライセンスがあります。


審判員のライセンスのルール

■Sライセンス
技能が優秀であり、全日本柔道連盟が主催する全国的大会の審判員が行えます。


年齢:30歳以上~満55歳まで
柔道経験:5段以上(女子は3段以上)
審判経験:Aライセンス取得者から選考


■Aライセンス
全日本柔道連盟が主催、全国的大会の審判員が行えます。


年齢:28歳以上~満55歳まで
柔道経験:5段以上(女子は3段以上)
審判経験:Bライセンス取得後3年以上の審判経験があり、指導者登録した都道府県より推薦を受けた者


■Bライセンス
地区柔道連盟が主催する大会の審判員が行えます。


年齢:25歳以上
柔道経験:4段以上(女子は3段以上)
審判経験:Cライセンス取得後2年以上の審判経験があり、指導者登録した都道府県より推薦を受けた者


■Cライセンス
都道府県柔道連盟及びその加盟団体が主催する大会の審判員が行えます。


年齢:20歳以上
柔道経験:有段者
審判経験:都道府県において指導者登録または競技者登録をして、かつ講習会に出席し許可された者


審判委員

審判員の他に、審判委員というのがあります。審判委員とは、審判員の判断や判定を助ける役割があります。円滑な試合進行をするために、試合の確認や助言を行います。試合進行を監督する立場にあります。技の評価に関しては、言及しないです。審判員の判定の決定が尊重されます。

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